ぬーのさんは何度でも立ち上がるよ変な意味じゃなくて。

立ち上がったり立ち上がらなかったりしてもいいじゃないにんげんだもの。...は?

怪談でも。

いやぁ暑いっすね(∩´д`;)=3


この刺激的な暑さに立ち向かおう企画と致しまして。


怪談でもどうかと。~~~~(ヘ´д`)ヘ


苦手な人は避けてください┏○))ペコ。読むと死にます。(ウソ)


まぁこれから夏本番ですから、怖い話の一つくらい新作入荷しといたほうがよくないっすか?(´∀`)


ってか、これから書くのはオイラの体験談でもなんでもなく、


ただオイラが聞いた中で、ベスト3には入る怖い話。


記事にして怖いかどうかは分からないっす( ゚Д゚)未知数ね。


知ってる人もいるかもね(´∀`)









ぬ~の劇場怪談編~3cmの幽霊~





それは、いつもどおりの朝だった。

オレはいつもどおりの時間に出社し、タイムカードを押しデスクに座る。

デスクに座ると、会社の窓際で、いつもふんぞり返っている部長がオレを呼んだ。


『おい、山岸。オマエ中山のコトなにか聞いてないか。』


中山とは高校からの同級生で、たまたま同じ会社に内定した腐れ縁。俗に言う親友だ。

配属が違いお互いに忙しいため最近は疎遠になっていた。中山がどうかしたのだろうか。


『いえ。何も聞いていませんが。中山がどうかしたんですか?』


『いや、先週からどうも無断欠勤してるらしいんだ。オマエが何か聞いてるかと思ってな。』


中山はまじめな性格で、無断欠勤するような人間ではない。いったいどうしたのだろうか?


『部長。中山の家に様子を見に行ってもよろしいでしょうか。』


『お。そうしてくれるか。・・・ただな、様子がおかしいらしいんだ。』


『様子?』


『あぁ。何度か他のものが部屋に行ったらしいんだが、留守らしいんだ。・・・ただ、電気メーターは

 動き続けているらしいんだよ。』


電気メーターが動いている?ならば部屋にいて、敢えて出てこないのだろうか?

いや、発作か何かで倒れているのかもしれない。たまにテレビなどでそういう話を聞く。


『部長!ちょっと行ってきます!』



胸騒ぎがしたオレは、一目散に会社をあとにして中山の家へと向かった。








ドンドンドン!!

『中山!!いるのか!オレだ、山岸だ!大丈夫か!中山!!』


返事はない。でも確かに電気メーターは動いている。人の気配は・・・なんとなくする。

根拠はなかったが、中山がいるような気がした。

なぜか、中山が体育座りをしてリビングあたりに座っているような気がしてならない。

なぜこんな想像が頭をよぎるのだろう。少し鳥肌のたった腕をさすり、オレはドアを叩き続けた。




「・・・・ぃ・・ょ。」


・・・なにか聞こえる。オレはドアに顔を当て耳を澄ます。


「入って来ぃょ・・・。」




さっきまで鍵のかかっていたはずのドアノブが簡単に回り、ドアが開いた。






・・・中山の部屋は1DKだ。ドアを開けると奥の部屋までの短い廊下がある。

・・・そこに中山は・・・体育座りをして座っていた・・・。

なぜか驚きはなかった。なぜか分からないが、こういう体勢だと確信していたからだ。



「よぉ・・・、久しぶりだな。」


中山の方から声を掛けてきた。

少しやせたように見えるが、口調はそれほどいつもと変わりはない。すこし安堵した。


『よぉ。オマエ何やってんだよ。何かあったのか?連絡もよこさないから会社の皆心配してるぜ。』


「あぁ・・・、悪い。」


中山は少し笑い、うつむきながらそう言った。


『まぁオレは説教じみたコト言う気なんてないよ。ただ、オレには理由を話してくれないか?』


そう、オレは会社の使いで来たのではなく、親友として来たのだ。余計な説教などする気もなかった。

ただ、さっきからどうしても落ち着かない。ナゼだろう。

・・・そう、なんとなく、空気がよどんでいるのだ。

良く見ると、昼だと言うのに部屋のカーテンも全部閉まっている。だから部屋が薄暗いんだな。


『カーテンぐらい開けろよ。』


オレは中山の横を通り抜け、奥の部屋に入ろうとした。











「はいるな!!」







いきなり中山がすごい剣幕で大声を出した。

オレは突然の大声に動揺してしまい、奥の部屋でしりもちをついてしまった。

鼓動が早くなっている。

何だかおかしい。やはり何かがおかしい!

オレは恐怖を感じていた。しかし、中山に察知されてはマズイと思い冷静に振舞った。


『ど・・・どうしたんだよ。ハハ・・。ペットか何かいるのか?ハハ・・』


苦し紛れの質問に中山が反応した。

(・・・なにかいるんだ。。。)

オレの緊張は一気に高まった。

この異常な雰囲気の中だ。おそらく「イヌだよ」なんて答えではない気がする。

ではなんなのだ・・・。まさかな・・・。

オレが一人で自問自答していると、中山が言った。








「・・・女が・・・いるんだよ。」
















・・・え?










『・・・ハッ!ハハハ!!そ・・そうだったのか!?女がいるのか!そうだったのか!』





オレの気持ちは一気に晴れ渡った。



そうか。そうだったのだ!女だったのか。カワイイやつめ。

会社に来なかったのも、その女に『いかないで!』とでも言われていたのだろう。

もともと生真面目なヤツだ。女にドップリはまってしまい、流されてしまったのだろう。

そうか、これで全てのつじつまが合うことになる。

一気に気が大きくなったオレは、中山に聞いた。




『・・・で?その彼女はどこにいるんだ?紹介しろよ水臭ぇなぁ!』



「・・・いや、彼女照れ屋だから・・・」



『そんなこと言うなよ~。もうばれたことだし、いいじゃないか』




オレは中山の返事を待たずに、部屋の押入れを空けたりして隠れているはずの彼女を捜し始めた。

・・・しかし、こんな1DKの部屋にそう隠れるスペースはないよな?

どこにいるんだ?・・・それとも









・・・・中山の妄想か?








そうなると、俄然話は変わってくる。

一刻も早く、病院に連れて行ったほうが良いだろう。精神的に病んでいるのかも知れない。

良く考えると、幸せなはずの中山の顔に精気が足りない気がする。

そんなことを考えていると、中山が言った。



「そっちの部屋にはいないよ」




『え?そうなの?じゃあドコなんだよ。あ!トイレ?風呂場か!?』




再度中山の横を通り抜けようとした時、すさまじい悪寒が体中を走った!


















・・・見られている。間違いない。ドコからか見られている。















オレは慌ててリビングであたりを見回した。


しかし、冷蔵庫・食器棚、キッチン、隠れられそうなところなどどこにもない。


・・・しかし、確実に感じる視線。腕中に鳥肌が立っている。


中山はオレに目を合わせず、ひたすらうつむいている。


オレは意を決して中山に聞いた。











『・・・どこに・・・いるんだ?』














「・・・」





中山は無言のまま冷蔵庫とか食器棚あたりを指差す・・・。











『あの中にいるのか・・・?』




オレはオソルオソル目を向けた。













『・・・どこにいるんだ?いないよ。冗談はやめろ中山。』

















「良く見ろ!!冷蔵庫と食器棚の間を!!!」




















いた・・・。















薄れ行く意識の中でオレは見てしまった・・・。














冷蔵庫と食器棚の3cmほどの隙間からこちらを見ている女の姿を・・・・




















                                         











どうなんだろコレ?(´∀`)文にすると怖いのか怖くないのか自分じゃ良くわかんねーや(´∀`)

これオイラ生で話して何人か泣かせたことあります(´∀`)ブハハハ☆

かくいうオイラも、初めて聞いた時はチヂミあがったもんです。アレが。ブフッ∵(´ε(○=(゚д゚ )


さて皆さん。夜になって食器棚などを見るときは・・・隙間を見ないようにね・・・|д゚)イマスヨ・・・。