リアル
いつからだっけなー。観覧車が怖くなってしまったのは。
小学生のころは大好きだったのを覚えている。
高いところに昇るにつれて、「おお・・・すげえ・・・」って
遠くの建物・遠くの海・地平線・マメツブほどになる人・見える限りの遠くのモノを見ようとしていた。
遊園地なんて行ってない時期が何年かあって、いつだっけか大人になってデートで行った。
「うお!・・・怖ぇ!!」
もうその時には怖くなっていた。もちろんその時は当時の彼女にカッコ悪いトコを見せたくないので
ぜんぜん平気なフリして、「眺めいいねー」なんて言ってたけど
あのとき手すりを握っていた手には冷や汗。(瞬間最大握力70kgぐらいかw)
ふと考えた。
なぜ怖くなってしまったのだろう。いつから怖くなってしまったのだろう。
多分、大人になって計算高くなってしまったから、【ここから落ちたら死ぬ】ってことが
分かってしまったんだろう。昔は、ビルの屋上に登ってフェンス越しに遊んだり、キワに立って
遊んでいたのを大人に叱られて、「なんで?このくらい楽勝だよ?」って思ってたもんな。
【死】というリスクに付随する数々の余波が頭から離れない。年をとるごとにその余波は広がっていく。
「俺が死んだらどうなるんだろう」が「俺は死ぬわけにはいかない」に変わっていく。
そうなれば自然と、保守的になってしまう。保守的な大人を、子供はツマラナイ大人だと言う。
かく言う自分も、そういう子供の一人だったもんなぁ。。
大人になるってことは、恐怖を知るってことなんだろうなー、と思う。
・・・・ていう観覧車に乗りたくない言い訳。カッコヨクネ?(´ι _` )(爆)